介護にかかせない「観察力」の磨き方

介護における観察とは

介護の世界で大事なことは観察だと言います。
私は福祉の仕事をしていますので、介護福祉士さんやケアマネージャーさん等にお目にかかることが多いため、ベテランの人ほど観察力が優れているということが良く分かるのです。
そこで、ベテランのケアマネージャーさんに聞いた話を元に私の感じたこともまじえながら、介護における観察について書いてみたいと思います。

介護における観察は、高齢者の方をじろじろ見る事ではありません。
体の状態等を、客観的に見て体調に変化があったかどうかといったことを把握することです。
たとえば、老人ホームの利用者がいつもは嫌がらないようなオムツ交換を異常なほどに拒否したとしますと、介護者はただ単に機嫌が悪いとかわがままな人と決めつけてしまいますと、それは主観が入っています。

オムツ交換を拒否されると確かに介護する人は良い気持ちになりません。
せっかくやってあげているのにという気持ちで見ると、そのような表現になってしまうかもしれませんが、ここはグッとこらえて介護者として客観的にみることが「観察」です。

オムツ交換を嫌がるのは何か不快なものを感じているのかもしれないと思って観察してみます。
かゆいところや痛いところがあるのかもしれませんので、何かわかったら、お医者さんに相談するのです。

ポイントは?

顔色が悪いとか、何か痛がっているという時は血圧、脈拍、体温を測って体調に変化がないか確かめ、何か異常が見られたら、医療機関の方に引き継ぐのです。
その際は、その他にも尿や便がそのような状態か、食事はきちんと食べているか、聞かれることもあるので、観察をしていれば、きちんと答えられます。
その際は食事を教は主催を2分の1くらい残したなど、具体的に言えると良いです。

また、便や尿の状態は一番わかりやすいので、柔らかい、硬い、量が少ないなどを観察して必要なときには報告できるようにするという事も大きなポイントです。
このような健康状態の観察は利用者を守るためには非常に大事なことになります。

観察するコツ

普段から利用者と接していると、今日は様子がいつもと違うということがわかります。
顔色や体温は一番良くわかるところです。
特に認知症の人はうまく自分の状態を言葉で言えませんから、介護者が気付いてあげないといけません。
そのためにも、普段から体に触れる等してこの人は普段、このくらいの体温なんだと観察しておくと、異変に気づきやすいです。

観察するコツはさりげなく相手に合わせて観察の目をカスタマイズすることでしょう。
決めつけは観察力を下げる要因なので、気を付けた方が良いです。
自分の考えのみで、キレやすい人、融通の利かない人などと決めつけずに、なぜこの人は様な状態なのかと相手の気持ちになって見ることが大事です。