在宅介護のポイント

介護という責任感

ある日突然家族が倒れてしまい、介護が必要になったとき、あなたはどうしますか?
ご両親の家で、自分が見なければいけない。

介護をしてあげなければいけない。
そういう強い責任感にさいなまれるはずです。

介護は、誰でもできることです。
昔から介護が必要になったら、家族または身内が面倒を見てきたのですから。
今こそ、介護施設が各地に点在していますが、昔はそんなものなかったのです。

「うばすてやま」のお話をご存知でしょうか。
ある王様が、口減らしのために老人を山へ捨ててくるように命じるお話ですが、この物語はいろんな国で、いろんなストーリーとして語られています。

日本では、老人を捨てるよう命じたが、隣国が攻めてくるとふっかけてきた難問に、老人が見事回答することができて、それから王様が老人を大切にするようにと命じたというお話でした。

こちらが詳しいお話となっているので、興味のある方は参考にしてください。
>>姥捨て山【姥捨て山】

また、質問投稿サイトではこんな質問もあります。
「介護施設は、うばすて山ですか?」と。

老人を捨てる=介護施設に入居させる、こう連想される方は少なくありません。
多くの男性が、結婚をしてもご両親の介護の必要性を感じ同居を要望し、多くの女性がご両親の介護の必要性を感じて婚期を先送りにしています。

こういった現象が起こっているのはすべて、「介護への責任感」から生まれています。
介護施設は、うばすて山だと思いますか?

上手くいくケースは少ない

うばすて山だ!と思われる方は仕方がありません。
ですが、決して介護施設はうばすて山ではないことを出来るだけ理解するべきです。

成人後はみな社会人です。
日中には働き、休日が少なく残業続きの方もいます。
そんな中で、日中に頼れる人がいないご両親は介護施設に頼るしかありません。

専業主婦の方が家にいるから、といっても、旦那さんのご両親の介護を果たして嫁がすべて責任を負えるのでしょうか。
子供が産まれたら?何かトラブルが起こったら?

介護施設で働くスタッフはみなプロです。
入居施設では、病院が隣接しているところもあれば毎日医師が巡回にやってくるところもあります。
老人が生活するうえでは最適な環境が整っていますので、もし介護に困っていることがあるならば介護施設への入居を検討してみるといいでしょう。

在宅介護をする前に

ご自身で介護をすると決める方は、たいていの方が介護資格をお持ちの方、もしくは自分に何かあった時でも、頼れる方が近くにいる場合です。
そのような自信がなければ、在宅介護をおすすめできません。

無理をして在宅介護を続けていたら、次に倒れるのはあなたです。
大切なポイントは、「気配り」。
介護は身の回りの世話をすれば良いというわけではなく、気配りから始まるのです。

気配りや理解ができて、ご両親を労わることができる。
そんな方に、在宅介護が向いています。
在宅介護をはじめる前に、今一度「介護の責任感」について考えてみてください。